インタビュー アンド・ナイン株式会社

サロン商品の素晴らしさを届けるため、
ターゲット層に響く施策で認知拡大。
アンド・ナイン株式会社に聞くInstagram活用術

KESHIKI」や「Any」、 「SALON LADY」などのヘアケアブランドを手掛けるアンド・ナイン株式会社。

SNSの運営を担当されている花岡 大樹(はなおか ひろき)さんに、Instagram活用法についてお話をお伺いしました。

サロン商品を一般の方にもっと知ってもらいたい。
アンド・ナイン創業とKESHIKIの立ち上げまで

まずはアンド・ナインについて教えて下さい。

アンド・ナインは2018年に創業した会社で、メンバーはもともと美容室専売品でサロン向けの商材を扱っていました。
美容室の良い商品をもっと多くの人々に知ってもらうことで美容室が潤っていくのではないかという思いで一般向けにも販売するヘアケアブランド「KESHIKI」をつくりました。

KESHIKI立ち上げの経緯は、一般の方々にサロンの良い商品をもっと認知してもらうということが目的でした。
過去にサロン専売品について一般消費者向けにリサーチしたところ、興味はすごく高いのに実際に使ってる人は少ないということがわかりました。

購入に至らない主な原因として3つあり、1つ目は商品が一般向けに認知されていないということ、2つ目は価格が高い点、3つ目はどこで買えばよいのかわからないということでした。
これらの課題をクリアさせるために、一般的なサロン専売品とは異なり、美容室だけでなくロフト、東急ハンズなどのバラエティーショップへの展開もしております。

ターゲット層を意識して創られた「KESHIKI」のパッケージ

パッケージデザイン賞「Topawards Asia」を受賞された「KESHIKI」のパッケージについて、Instagramで人気のイラストレーターを起用しておりますが、パッケージにおいてのこだわりや意図があればお伺いしたいです。

「Topawards Asia」を受賞したポイントは、ボトルの首にかかっているネッカーに情報が記載されており、それを取るとシンプルなデザインになるため、情報の棲み分けがされているという点でした。

商品はシャンプー・トリートメント1種類ずつですが、ネッカーは計6種類あります。
そのようなデザインにした理由は、ボトルに商品の特徴を書くと、どうしても安っぽく見えてしまい、商品の特徴はネッカーを見ればわかるようにしたかったからです。

またネッカーのデザインはInstagramでフォロワー7万人を抱える人気のイラストレーター「@kotoka_izumi」さんに依頼しました。
彼女のフォロワーの内、10代後半から20代の女性フォロワーが約90%を占めており、KESHIKIのターゲット層にマッチしていたので、多くのファンに良いと思ってもらえるテイストのデザインのパッケージが作れるのではないかという狙いでした。

Instagramを使ったこれまでの施策と課題
今後のマーケティングについて

これまで、特に効果を実感した施策について教えてください。

#わたしのKESHIKI」という投稿キャンペーンを行いました。
投稿内容は2種類あって、「商品と一緒に写っている景色」の写真、もしくは「あなたの好きな景色」のいずれかを投稿したら抽選で景品が当たるという施策でした。

広告は出していなかったのですが、投稿数が2,300件ほどまで増加し、中にはミニサイズの商品をわざわざ海外に持って行き写真を撮影している方もいらっしゃったりと、この時一気にKESHIKIの認知が広まったと実感しました。

Instagramを活用する中で課題に感じていることを教えてください。

一番はやはり社内的なリソースですね。 素材の準備やどのような投稿をするか考えたりなど、各種SNS運用を全アカウント少人数でやっているので、今後ブランド数が増えるとなると正直苦しいです。 今後インスタに注力するとなると、リソースを増やしていかなければと感じています。

「@andnine_editors」アカウントの存在意義

「@andnine_editors」のアカウントの運用もされていますが、開設された背景をお伺いしたいです。

KESHIKIなどの各ブランドアカウントに限らず、会社の信頼度に繋がるようなアカウントを作れればという想いで開設しました。

@andnine_editorsでは、当社が持つ専門的な知識やノウハウを活かし、 ヘアケアに特化したコンテンツを発信し、1人でも多くの方に良いヘアケア製品を知っていただくきっかけを通じて、自社の製品がヘアケア周りにこだわって作っているということがユーザーに伝わるようなアカウントづくりを目指しています。

これからのマーケティングについて

アンド・ナイン社の中でInstagramは今後どのような役割を担っていくのでしょうか。

これまでは店頭での販売がメインでしたが、コロナウイルスの影響で4月から6月の売上が低迷してしまった時期がありました。
@andnine_editorsやブランドのアカウントを含めて、消費者との直接的なコミュニケーションや認知拡大の役割を超えて今後は購買の場になれば良いなと思っています。

Instagramアカウントが売り上げに直結することはすぐには難しいですが、長期的な目線で見ると信頼の構築に繋がり、数年後とても貴重な財産になると思っています。

それぞれのブランドのInstagramアカウントを乱立させるのではなく@andnine_editorsをベースにアンド・ナイン社としての見せ方をしていきたいです。